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緊急事態宣言解除!新型コロナウイルスで今後注意すべきこと

[2020.05.26]

前回のブログから1か月経過し、多くの専門科が海外の推移などからシミュレーションしたものよりずっと良い経過で日本は過ごすことができています。WHOからも日本の対策は成功と評価されました。

油断はできないものの「本日の新規感染者ゼロ」という言葉のかがやきは強くみなさんの心を明るくしていってるのではないでしょうか。少なくとも奈良のそこら中に陽性患者が歩いているかもしれないという状況ではなくなっています。

クリニックとしても制限や対策を行いながら発熱患者さんにも対応していましたが幸いにもいまのところはクリニックに関わる方に陽性患者さんがでることなく経過しています。

ここから先の未来を予想するのは一介の開業医には荷が重くコメントをしにくいのですが必ずくるといわれている第二波に備えながら、少しずつ日常を取り戻していく流れに入っていくことになります。制限の解除にはリスクをともないますが奈良の人が注目することはただ一つ「大阪の感染状況」です。

外国人がほとんどいなくなったあとの奈良の感染者はほとんど大阪がらみの感染でした。大阪が減ってくると奈良も減っていくという分かりやすい流れがみられました。増えていくときも同じような流れが見られる可能性が高いですから大阪の感染状況に注目してください。奈良は大阪のがんばりにかかっている、つまり吉村知事にかかっているのかもしれません。

今後外国人観光客が増えてきたらまたリスクが上がるかもしれませんが、奈良に観光客が増えたら大阪にはもっと増えているはずなので結局大阪をみておけばいいと言えます。

 

個人個人の行動で注意することはいままでと変わりません。マスク着用、手指消毒、3密回避の意識はかなりの人に浸透して無意識で行動できるレベルになってきているのではないでしょうか。クラスター発生の報告がないような類の場所であれば3密が完全に回避できていなくてもそろそろ行ってもいいと思っています。

自粛生活による健康面の弊害も生活習慣病の悪化や筋力低下などの形でみえてきています。何も意識せずに暮らせる世の中にもどるのはまだずっと先です。いまの生活の中でできる新しい生活習慣を考えて動き始めていきましょう。

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