胃炎の治療
胃の粘膜は胃酸という強い酸に耐えられるようにできているため本来は強い粘膜なのですが、さまざまな原因によって、胃の粘膜が炎症を起こしてしまうことがあり、この状態が胃炎です。
原因には、ストレス、アルコール過剰摂取、薬の副作用、ウイルス・細菌感染、ヘリコバクターピロリ菌の感染などがあります。
胃炎の代表的な症状
- むねやけ、吐き気
- げっぷがよくでる
- みぞおちの痛み
- 胸痛
- 食欲不振
治療方針
胃炎の診断には胃カメラでの検査が重要です。当院では実施できませんので、実施できる施設での検査を手配しています。
本来、胃炎は消化器内科の病気ですが、当院によく相談いただく症状である胸痛の原因となっていることもありますし、かかりつけ患者さんにみつかって治療することも多いため、気になる症状があれば遠慮なくご相談ください。
治療はヘリコバクターピロリ菌感染や胃に悪影響を与える内服薬があるなど、原因が明らかである場合には、除菌療法や内服薬の中止などで適切に対処します。また症状の改善には胃酸の分泌を抑える薬が重要な役割を果たします。