発熱外来について
当院は第二種協定指定医療機関(奈良県発熱外来認定医療機関)です
当院では感染症の流行に対して発熱外来を行っておりますが、当院としてできること、できないことがあり、明記させていただきます。
できること
鼻咽頭ぬぐい液によるPCR検査と新型コロナ抗原検査を実施可能です。
インフルエンザ流行期にはインフルエンザ迅速検査も可能です。
できないこと
採血やレントゲン検査などの他の検査は、検査室を通常診療の患者さんと分けることができないため、陰性を確認するまで実施できません。
小児科対応はできません。当院では原則15歳以上の方を対象としています。
日本語が不自由な方については流暢な通訳ができる方の付き添いがなければ対応できません。発熱外来用の特別な受診の流れを説明できるスタッフがおりませんのでご了承ください。
当院の発熱外来についてご理解いただきたいこと
当院の発熱外来は新型コロナが心配な方を対象として取り組んでいます。新型コロナの可能性を抗原検査やPCR検査を用いて判断することに注力しているため、他の発熱の原因特定は限定的にしかできません。
感染のリスクを避けるため、発熱外来では非対面での問診を中心に行い、身体診察は限定的な形式でしか実施しない、または行いません。事前問診と電話での症状や疫学的情報を聴取して新型コロナのリスクを判断します。5類移行後は医療機関で陰性を確認したあとであれば採血やレントゲン検査を実施しています。
新型コロナ関連の検査の説明
新型コロナウイルス抗原検査
現在の感染の有無を確認します。精度はPCR検査に劣りますが、15分ほどで結果が出ます。有症状の方を対象としており、無症状の方には基本的に実施していません。
医師の判断にて保険診療で実施可能です。
新型コロナウイルス遺伝子増幅検査(NEAR法 PCR法)
現在の感染の有無を確認します。無症状の方も対象となります。院内での検査体制を整えているため、1時間以内に結果をお伝えできます。
検体は鼻咽頭ぬぐい液を用います。
医師の判断にて保険診療で実施可能です。
医学的に検査の必要がない状態での患者様希望の遺伝子増幅検査は自費(22,000円 税込※)となります。陰性証明書の発行は原則お断りしており、海外渡航証明も対応できません。
当院の院内検査ではPCR法と同等の精度をもつ等温核酸増幅法(NEAR法)による遺伝子検査を実施しています。遺伝子増幅検査はPCR法が代表的であり、これも検査可能です。ただし、外注検査となるので翌日以降の結果説明となります。特別に検査方法の指示がある場合以外はNEAR法での検査が適当です。
患者さんへの説明ではご理解しやすいようにPCR検査という言葉を遺伝子増幅検査の総称として利用しています。
※院内NEAR法による検査の価格です。外注PCR検査の自費検査は25,000円です。
新型コロナウイルス抗体検査
過去の感染を確認するためのもので現在の方針決定には使用できません。
すべて自費8,800円(税込)です。