メニュー

オ・ミ・ズ・ト・リ。お水取り

[2018.03.02]

お水取りとは東大寺二月堂で3月12日に行われる行事であり東大寺の年中行事の中でも最も有名なものの一つ。

巨大な松明(たいまつ)をかかげて2月堂の舞台を走る光景が印象的ですがお水取りがなんなのかよく知らない人も多いのではないでしょうか。

お水取りは3月1日から2週間にわたって行われる行の「修二会(しゅにえ)」の一部です。旧暦の2月に行われたことからその名がつき、二月堂の名もそこからきています。

修二会が終わるころには冬があけていることから春をつげる行事とされています。

松明を舞台にかかげるのは「お松明」と呼ばれるもので行を執り行う者(練行衆)の道明かりの役目を果たしています。降り落ちる火の粉が無病息災をもたらすといわれていることからたくさんの観光客が集まります。これは3月1日から14日まで毎日行われます

クライマックスは12日深夜であり、籠松明がたかれ練行衆が祈りの合間に二月堂下にある若狭井(わかさい)に水をくみにいく。これがいわゆるお水取りの儀式です。

どうでしょう、知らないことはあったでしょうか。

まとめ

・エキサイティングな松明の儀式(お松明)は期間中毎日やっている。

・12日がクライマックスだけど修行的なメインは深夜に行われている。

個人的におすすめなのはお松明が終わってからです。お松明が終わって観光客が立ち去った後、そっと二月堂の裏手にまわると隙間から修行のお経をとなえているお坊さんの姿が見えます。しんとした夜のなか火を囲んで祈りを唱えている修行の方の姿は見る者の心に響きます。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME