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この冬の発熱どうする?発熱外来認定医療機関について

[2020.10.27]

奈良県には奈良県発熱外来認定医療機関という認定があり、これをとることで新型コロナウイルスの抗原検査とPCR検査を実施することが可能となります。実は当院もこの認定をうけており、検査が可能となりました。10月なかばの時点では奈良市で33の医療機関が認定をうけています。公表している医療機関が少ないのでかかりつけの医院が実は検査可能ということも結構あると思います。

なぜ当院が認定うけていることをブログで書いたかというとすでに県のHPに公表して(しまって)いるからです。認定うけたらそれなりの数が公表するかと思っていたところ、10月なかばに月1回の認定医療機関の公表リストの更新があったのですが、それをみて衝撃をうけました。

奈良市のクリニックで公表しているのはたった2つでした。これは下手したら発熱患者が押し寄せてくるのではと危険を感じましたが相談センターがちゃんと振り分けてくださっているのか今のところクリニックは平常運行です。認定を受けた一番の目的はかかりつけ患者さんが熱を出したときに何の検査もできないことを避けたかったというところにあります。この冬熱がでたらとりあえずかかりつけに相談しましょう、というのが国の方針であり、なんとかそれに応えることができる体制を整えました。

 ただ、当院で行う発熱外来はみなさんのイメージするものではないかもしれません。クリニックでできることには限界があります。簡単に言うとインフルエンザと新型コロナについては検査できるけど、それ以外についてはほぼ無力です。元気だけどインフルエンザとか新型コロナだったら怖いからそれを調べてほしい、という層への対応を担当しているというイメージです。熱が長くつづいていてどんどんしんどくなっている、とかの重症化を疑う方や、咳とかないけど熱がつづいていて原因を調べてほしい、という精査を希望する方については指定医療機関やしっかり発熱外来対応の体制がとれている医療機関を受診していただく必要があります。もう少し細かくこちらに書いてあるのでまた見てください。

かかりつけのみなさんが心配されるかもしれない通常受診のときの感染リスクについても説明いたします。発熱外来の患者さんは基本院内に入ることはなく屋外での対応となり、他の患者さんと接触することはありませんのでご安心ください(院内にある発熱外来の場所では診療しません)。オンライン問診やオンライン決済などを利用しているため、医師以外の医療スタッフと患者さんとの接触は基本ありません。医師が検査で接触する場合は空間も含めて十分な感染対策を行っております。医療スタッフの感染リスクはほぼゼロといえる体制となっております。

かかりつけ患者さんがこの冬、熱がでたときはとりあえず連絡いただければなんらかの指示をさせていただきます。当院かかりつけでない方についても当然対応させていただきますが、ほかにかかりつけがある方はまずそちらに相談していただきますようお願いいたします。

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