LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の治療目標と新しい治療薬について
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の治療目標は、世界的に年々厳しくなってきているのをご存知ですか?
LDLコレステロールを下げることはとても重要で、動脈硬化を防ぎ、心筋梗塞や脳梗塞の予防につながります。
厳しくなっていっているのは主に二次予防における目標値です。
二次予防とは、一度心筋梗塞を起こした人がまた心筋梗塞を起こらないようにするための予防のことです。
LDLコレステロールの目標値は一人ひとりのリスクによって異なりますが、一般的には140未満、リスクが高い方では100未満、さらに厳格な管理が必要な場合は70未満を目指すこともあります。
海外の二次予防ではLDLコレステロール 55未満を目標としている国が多くあり、日本も近い将来これに追随する可能性が高いです。
従来のコレステロールの治療はスタチンというグループの治療薬を主に使用してきました。この薬は非常に良い薬で効果がしっかりでるのですが、これだけではLDLコレステロールを 70や55という厳しい目標を達成するのが難しいことはよくあります。
スタチン以外のコレステロールの治療薬は何種類かありますが、最近では、PCSK9阻害薬(レクビオ・レパーサ)という新しい治療の選択肢も広がっています。この治療は注射製剤となり、少し扱いに手間がかかります。そのため病院での処方が中心ですが、循環器系のクリニックでは扱っているクリニックが増えています。
当院では、PCSK9阻害薬の対応が可能であり、総合病院などで導入された治療の継続フォローにも対応させていただきます。
コレステロール治療は、一人ひとりに合わせた管理が大切です。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
