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健康診断・人間ドックで異常を指摘された方へ

健康診断は受けるだけでは意味がなく、その結果に対して正しく対処してはじめて意味をもちます。

そして結果(異常)に対して正しく対処するには、まずその異常の程度を理解することが重要です。異常の程度はコメントを確認することで想定することができ、大きく以下のように分かれます。

① 経過観察を要する

異常はあるもののすぐに医療機関受診の必要はなく、症状がでてくることがないかなど経過をみながら定期的に検査をしてください、という意味のコメントです。異常がないわけではありませんので、少なくとも定期的な健康診断をうけていただき、心配があれば医療機関にご相談ください。

② 再検査を要する

異常があるが一時的な異常の可能性があり、医療機関を受診して再検査を要する、というコメントです。これは再検査してやはり異常値がでた場合には精密検査を行うことになります。遅くとも数カ月以内に受診することをおすすめします。

③ 精密検査を要する

より詳しい情報を得るため、医療機関を受診し健康診断レベル以上の検査をうけることを促すコメントです。ほっておけない異常があるときに示されますので、早めの受診をおすすめします。

④ 治療を要する

治療が必要な異常を認めたときのコメントであり、早急に医療機関を受診することをおすすめします。

⑤ 治療中

異常はあるものの、すでに医療機関で治療を開始している際のコメントです。もしかすると治療に反応していないことを表しているかもしれないので通院している医療機関に結果を提示してください。

 

健康診断の結果に不安を感じた際はどんなことでもお気軽にご相談ください。

 

異常を示す検査項目の例と対応

健康診断・人間ドックでの主な検査異常を示します。これら以外でもお気軽にご相談ください。
メタボリックシンドローム判定

腹囲が基準(男性85cm 女性90cm)を超えることを前提に、高血圧、脂質異常、糖尿病の合併をみて基準該当、予備軍該当と分類されます。動脈硬化がすすみやすく心筋梗塞や脳卒中のリスクが高い状態となります。まず生活習慣改善の指導を行い、内服治療の必要性を検討いたします。

血圧

高血圧は症状はありませんが、その状態がつづくと動脈硬化がすすみやすくなります。まずは血圧を正確に把握して診断をつけることから開始し、生活習慣改善の指導を行い、改善がなければ内服治療の必要性を検討いたします。

コレステロール

特にLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が高いと問題となり、脂質異常症と呼びます。生活習慣改善の指導を行い、年齢やほかの動脈硬化リスクを考慮して内服治療の必要性を検討いたします。

血糖値

血中のブドウ糖量を測定して糖尿病の疑いがあるかを調べています。糖尿病は、初期は症状なく進行しますが、重症化するとさまざまな合併症を引き起こし生活に支障をきたします。精密検査で糖尿病の診断がついた場合はしっかりとした管理が必要となります。

尿酸値

高尿酸血症は痛風の原因となる病気です。腎臓への悪影響もあります。プリン体から尿酸はつくられますが、プリン体の摂取量だけでなく食生活そのものや運動習慣なども重要です。痛風発作をおこしたことがない場合は生活習慣の改善が中心になりますが、薬で下げることも検討します。

貧血

血液中のヘモグロビン(血色素)量をみることで貧血の有無を調べています。精密検査で貧血の原因を調べ、原因に応じて対応します。原因としては鉄欠乏や出血、腎不全、骨髄機能低下などがあります。

肝機能

血液検査で肝機能の異常を調べています。異常があった場合はウイルス検査や超音波検査などの精密検査を行い原因を特定します。早期に治療することが重要なこともありますのでお早目の受診をおすすめします。

尿検査

尿中にタンパク、ブドウ糖、赤血球が入ってないかを調べる検査です。糖尿病、腎機能障害、腎炎、尿路感染症、腫瘍などを疑います。尿検査は直前の行動の影響をうけやすいため、まずは再検査を行い、必要に応じて精密検査を行います。

心電図

心電図異常は数多くの種類があり、その人の個性と言えるレベルの病的な意味のないものから、急いで治療を要するものまであり、対応が難しい異常です。当院ではわかりやすく心電図異常を説明し、異常の緊急度にあわせた適切な対応を行います。胸の痛みがある場合は早急にご相談ください。

心雑音

心雑音でまず考える疾患は心臓弁膜症です。この精密検査には心臓超音波検査が必須です。当院では超音波検査専門の臨床検査技師が超音波検査を行っており総合病院と同じレベルの検査が可能です。とくに息切れなどの症状がある場合は早急にご相談ください。

腫瘍マーカー

人間ドックのオプションで腫瘍マーカーを検査する方が増えています。腫瘍マーカーの精度にはまだまだ問題があり、がんがあっても上昇するとは限らず、とくに早期がんではほとんど上昇しません。またがん以外の要因でも容易に上昇するため、腫瘍マーカーがあがっていてもがんの存在を意味するというものではありません。少なくとも早期がんを発見するためのツールとして適しているとは言えないのが現状です。がんの存在を疑う症状がある方の検査や、がんの再発をしらべるのには有用と言えます。実際に腫瘍マーカーが高値であった場合には、その腫瘍マーカーに応じた臓器を中心に精密検査をすすめていきますが、何も見つからず不安だけが残ることを頻繁に経験します。

 

 

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